留学先での生活 ⒀

留学先での生活

~寮での生活最終日~

土曜日です。何人かはスーツケースを引いて学校を去っていきます。
ここを出るのは土曜でも日曜でもOKで、飛行機の時間も考えて、日曜の朝に出ることに。
ご飯も食べていいしね。

一日、来週の準備をすることもなく、どうしても気になっていたマンゴスチンを買いに、またバスで出かける。前回に比べて緊張せずバスに乗れた。そして上手に?道路を渡れた。車がちょっとすいたところで半分渡る。センターラインまで来たらいったん止まって反対車線の車をやり過ごし、少しすいたら手を運転手に向けてストップの合図を出しながら渡る。するとスピードを少し緩めてくれる。
いや、日本で絶対しないでね。でもフィリピン、待ってたら一生渡れない…
前回はスットプの手(これはティーチャーに教わった)でとにかく走り抜けたが、向こう側の車線で危なかった。その前はフィリピン人が渡るのを待った。

今日はマーケットだけでなく、個人の小さな果物屋さんと、軽トラの荷台で量り売りの果物を買った。

果物屋さんでマンゴーを一つ。はっきり言ってどれがマンゴーなのか分からず、(黄色い楕円形の果物が多すぎる)マンゴーって書いた札が見えたのでそこで買った。160ペソ、と書いてあったけどキロだったようで1個で言い、と言ったら量りに乗せて売ってくれた。57ペソ。やぁーマンゴー一個約150円だよー。ありがとう。ということでおつりから少し返してあげるとサンキューマァム、と言われる。

軽トラの荷台で子守をしながら男の人がランソネスを売っている。2歳くらいかなー、台の上でランソネスで遊んでいる。ランソネスは道端のいたるところで売っている。バイクに乗ったデート中の二人が買ってその場で食べて道端に皮を捨てるのをバスの中から見た。
やっぱりたくさん要らないので少し量りにのせる。こんだけ?って感じだったけど14、と言われて聞き逃し、ワン、フォーと言われてさらに混乱し、首をかしげると20(トエンティー)と言われた。まあなんだっていいわ…20ペソ払い、もう使えない小さいコインを子供に。

なんで今日はこんなことしてるのか、というと...
先週、セブンイレブンに行ったとき、6~7歳かなぁ、男の子がドアを開けてくれたんよね。YouTubeで見てたのでそういうことがあるのは知ってました。でも日本なら、お金をあげたりするとまずいよね。ついてきても困るし、その時は軽くサンキューと言って済ませ...

翌日、バスの乗り方を教えてくれたティーチャーに聞いたんです。セブンイレブンでこんなことがあった。この子は私に何かしてほしかったのか?と。
ティーチャーはまずびっくり目玉で、セブンイレブン行ったんー!?って。高かったやろー、って。まずそこ?
それからうんうんとうなずいて、5ペソくらいあげるんよー、って。2ペソでもいい、って。そういう子はたくさんいるからねー、と。

先週いろいろ考えたけど、ドアのあるお店、なんですよねー。いや当然なんだけど、ちゃんとドアのあるお店はこの辺少なくて、ドアのあるお店に入る人はお金を持っている、という感覚なんかなー。
フィリピンでも都会のほうはビルが立ち並んでる様子もネットでは見たのでどこが標準か分かりませんが、バス代15ペソ、果物20ペソで売ってたんじゃ生活も楽ではないでしょう。

一番の目的のマンゴスチン、これはモール内のスーパーで買う。3つ入りで210ペソ。他のくだものに比べると少し高い。
これはいざ食べようとしても硬くてどうすればいいのかしばらく格闘する。よっく触ってみるとどこかやわらかいところが(たぶん)あるのでそこから強引に剥く。使い捨てビニール手袋(食品に使えるやつ)が役に立った。中は房状になっていて、種が大きく、食べるところは少ない。甘くてすこーし酸味がある。3つパックだったので食べきれるか心配たけど杞憂だった。

ランブータンという赤くて毛が生えたような果物もお勧めされたけど、今日は見当たらなかった。でも最後に心残りなく果物を堪能できてよかった。

今日は空き時間を、ネットフリックスのドラマを一旦停止しながら英語字幕で調べつつ見てすごす。映像がある分、会話量が少なくて何とか2話楽しむ。聞き取りは難しいけどね。
夕食後は荷物を詰めて早めに休むつもり。

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